ICU

2019年2月7日

 

ICUというと、テレビドラマの影響でビニールシートに囲まれた無菌室

のようなものをイメージしていたが、全く違う。

 

ここ東京医科大学病院では、患者通しは、一応カーテンでは仕切られているが、上部はツウツウ。

多くの看護師がバタバタ走り回っており、事務所の周りに患者がずらっと

寝かされ、何かあればすぐ駆けつけられる仕組みとなっている。

 

24時間、看護師さん一人が、2-3人の患者の対応を行うイメージ。

何か用事があるときは、ナースコールですぐに来てくれ、大変有り難い。

 

自分はというと、仰向け、角度20度の体制で安静状態。口は酸素マスク

をつけられている。点滴は2種類くらいを2-3時間の周期で交換。

 

痛みは何もないが、両鼻にタンポンを入れ呼吸はすべて口呼吸。

口呼吸がこんなに苦しいとは思わなかった。また、血なのか、体液なのか

口の奥を流れていく。

 

少し浅い眠りにつくと、それらが、口の上側に乾燥してこぶりついている

という始めての体験をした。

 

口呼吸がこれほど苦しいとは、驚きであった。

 

深夜は、至る所でピーピーピーピー。点滴切れや、何かを発信しているのだろうが

看護師があれだけ近くにいるならば、音量を小さくするなど工夫ができないもの

だろうか。うるさくて、少し寝入ってもすぐ起こされる。

 

しかし、看護師さんはすごい。女性の比率が圧倒的に高いと思われるが、ほんと

一晩中働いている。少しでも時間があると、何か伝票の打ち込みなのか、パソコン

を叩く音が聴こえていた。