退院
2019年2月20日
2月7日に手術を行い、ICU経由、一般病棟で2週間、漸く
退院することになった。
一般病棟に戻って、熱があったのは最初の2日間。
血圧も下がり、3日目からは、自由に歩け、暇を持て余すように
なる。
心配された脳髄液の漏れもほぼなく、一安心。
(脳髄液が鼻から漏れる場合は、脊髄を通して排出させるという処置が
必要らしい)
不便なのは、蓄尿。下垂体には、尿の量を調整する機能があるらしく、
過剰にオシッコがでないか、毎日、体に取り入れた水分量と排出した
水分量の確認が必要。
利尿効果の高い、コーヒーは禁止。
自宅が近かったため、外出して家で食事をとる機会も許されたが、
家でも病院で渡された計測カップにて尿の量を確認する。
また、術後はMRIや CT、ホルモンの血液検査を行う。
自分の場合、手術で100%は腫瘍が取りきれず、1cm程度の腫瘍が
血と混ざって残存。これについては、退院後、どう落ち着いていくのか
経過観察しましょうとのこととなった。
ホルモン検査については、退院日に実施。結果は1週間はかかるとのことで、
足りないホルモンがあれば薬や注射で対応しましょうと、退院後、外来で
対応することになった。
2月20日に退院をした。
退院後に一番気をつけるのは、大量の鼻血。手術で穴を開け、塞いだところが
外れ、大量の鼻血がでたときには、救急車にて最寄りの耳鼻科に行くように
指示が出た。
感想としては、目は完全に視力、視野ともに復活。これが江戸時代であれば
失明していたのだと思えば、現代の医療技術に感謝。
腫瘍が一部残ったことも、先生は最善を尽くしてくれた結果と思えば、納得。
万が一、将来再発して腫瘍が大きくなれば同じ手術をすれば良いとのことで
そう不安はない。
下垂体というところは、生命維持のための色々なホルモンを出す司令塔。
自分の場合は、10年弱の時間をかけ、徐々に腫瘍が大きくなり、最近の
1年で視神経に影響を与え、視力、視野が悪化したものと思われる。
腫瘍が発生すれば、正常な下垂体に圧力を与え、何らかの影響を与えていた
はず。
この10年、体に起きた様々な変調は、全てかどうかはわからないが、この
影響はあったのだろう。
これからどう体調が変化していくのか、楽しみでもある。