手術終了
2019年2月7日
「●●さん。起きてください。手術終わりましたよ。」
あっと言う間に、手術が終わった。手術中、ずっと夢を
見ていた。昨年のストレスで精神が心底すりへった仕事
の夢であった。
もっと、楽しい夢が見たかったなと思いながら、無事に
手術が終わったことに安堵。
8:30に麻酔をされ、オペ開始10時。14:30に起こされたので
手術時間は4時間くらいであったと思われる。
ICUに運ばれた。
家族が来てくれた。
「眼鏡貸して」視力が回復しているかどうか、早く確認した
かった。
見える!クリアーに見える!
治ったのだ。視力が戻る確率は80-90%と術前に聞いていたが、
幸運なことにその内数に入ることができたようだ。
ICUには20人弱のオペを終えた患者がいるようである。
いろんなところで、機械がピーピーけたたましく鳴っている。
こんなところで一晩過ごすのか。。。
それよりもまずは手術が無事に終わった喜びの方が大きい。
下垂体腺腫 手術@東京医科大学病院
2月7日
いよいよ非機能性下垂体腺腫の手術である。
昨夜から絶食。朝8時、手術着に着替える。
そして、オペ室の前の控室まで看護士さんと
一緒に歩いて向かう。
中には、13個の椅子が並んでおり、続々とオペ
を行う患者が集まってくる。
「凄い手術数なんですね」と看護士さんに聞くと
「今はまだ少ない方ですよ。多い時はここが満杯に
なります。」と。
なんか工場の流れ作業みたいな感じ。
こんなに病気の人が多いんだなという印象。
オペ室のオペ台に寝転がり、注射をされ、
「はい。麻酔しまーす。」
いつまで起きていられるかという間もなく完全に夢の中。
いよいよ入院@東京医大病院
2019年2月5日
いよいよ東京医大病院へ入院。
手術2日前から入院する必要があるのかと思っていたが、
結構忙しい。
当日、夕方、主治医から手術の詳細説明と術後の合併症
のリスクの説明があった。
結構不安になるものだが、ここまで来てはやるしかない。
「先生にお任せするしかありません。宜しくお願いします。」
ベッドはリーズナブルに6人部屋。食事は期待していなかった
ものの、薄味ではあるが結構おいしい。
これなら、2-3週間の入院生活も耐えられそう。
6日は、午前中は術前検診。午後に、明日の手術後はしばらく
お風呂に入れなくなるので入って下さいと言われる。
病院はシャワーしかないので、午後一度自宅に帰り、ゆっくりと湯船に
つかる。
病名確定「非機能性 下垂体腺腫」
2019年1月上旬。
MRIの写真には、両眼の奥のところにくっきりと腫瘍が
確認できた。少し頭が尖っており、何かキューピーちゃんの頭のような感じ。
「これは下垂体腺腫ですね。結構大きくなっています。
まだ成長過程かもしれないので、このままほっておくと
今度は左眼にも影響がでます。手術しましょう。」と先生。
2センチ✖️3センチの大きさ。
「手術って、こんな場所どうやって取るんですか?」
(ネットで最近は鼻から内視鏡を入れて行うとは聞いていたものの
直接確認)
「最近は、鼻から内視鏡で行います」と予想通りの回答。
ネットでは、虎ノ門病院が下垂体腺腫の手術実績が多いとの
情報があったため、先生に実績確認したところ、東京医科大学病院の
部長は虎ノ門病院と兼務(?)しており、難しいオペの場合は、
連携するとのお話。また、先生自身もサポートいれれば数百の
術例があるとのことで、家からも近い東京医科大学病院でお願いする
ことにした。
どの下垂体腺腫かは、血液検査を行い、ホルモンの反応をみて
行うとのこと。恐らく、非機能性下垂体腺腫ではないかというのが
先生の見立て。
その後の血液検査の結果、やはり、自分の病名は「非機能性下垂体腺腫」
であることが判明。悪性か良性かは、手術後、細胞検査するまで不明。
予感は的中であった。
下垂体腺腫が視神経を圧迫し、視力や視界を低下させているとのこと。
自分の場合、特に右目の視神経への圧力が強く、特に右目の視力の低下
に繋がったようである。
ほかの症状については、直接的関係あるのか否か先生からは明言なし。
下垂体腺腫は、毎年1000万人で250ー300人くらいの患者が発生している
そう。全国レベルでは、3000-3500人くらいの人と想定できる。
なお、最近では脳ドックで発見される人も多いようである。
ちょうどお笑いのガンバルーヤのよし子ちゃんが、下垂体腺腫で手術
したとの報道が流れる。彼女は巨大症のものらしく、片足が28cmまで
大きくなったそうである。
自分で病名を推測。
2018年から2019年にかけての年末年始
MRIの検査の結果待ちということで、落ち着かない
年末年始。
視力は相変わらず。自宅のテレビを見ている分には問題
ないが、眼鏡をかけていると、眼鏡の右側の外側半分に
薄いガーゼを張っている感じ。
ガーゼがないところも、全般的に視力が落ちている気がする。
暇なので、ネットで自分で病名を探してやろうと決意。
これまでの情報は
自覚症状として
1,右目の視力がこの半年極端に落ちたこと。矯正視力で0.1
あるかないか。
2,特に右目の外側が見えずらいこと。
3,この病気に関係しているかどうか不明なものの、めまい、
肌荒れ(おでこの一部)、左足かかと内側の痛みが発生したこと。
4,ここ10年くらい前から健康診断で善玉コリステロールが少なく、
悪玉コリステロールが多いとの結果が続いていること。
お酒の機会は多いものの、そんなに変な食生活を送っていないのに
なぜという印象。
5,ここ数年で血圧値が10-20低下。血圧の優等生に。
6,血管が細くなったこと。献血をよくするのだが、昔はいい血管ですね。
と言われていたことが、最近ではほぼ無しに。
7,ED
病院からの情報では
1,眼球自体に問題がある訳でなく、その後ろの視神経に何か問題
これらの情報をもとに、ネットで検索。
あれこれ探すこと1時間。
ある病名が自分の状況に近いことを発見。
その名とは、「下垂体腺腫」。
なんじゃこれというのが、始めての印象。
下垂体?初耳。 腺腫?ってガン?
下垂体とはさまざまなホルモンを作り出すところ。
下垂体腺腫には数種類のパターンがあり、その中の一つは
ジャイアント馬場がそうであった巨大症。
自分の症状を見ると、「非機能性下垂体腺腫」というのが一番
近いようだ。
多分そうだ。きっとそうだ。第六感でこれに違いないと確信していた。